新しいサステナブル食品として、代替卵も注目を浴びています。
キューピーのHOBOTAMA(ほぼたま)は、植物由来の原材料から作られた、卵のようで卵でない食品です。
解凍して温めるだけで、本物の溶き卵やスクランブルエッグのように使えます。
「興味がある」「食べてみたい」というあなたのために、どこで売っているのか、どんな原材料を使っていて、どんな特徴があるのかなど、商品データや消費者の声から調べてみました。
ほぼたまは卵の代替品として使えるプラントベースフード
HOBOTAMA(ほぼたま、以下ほぼたま)とは、キューピー株式会社が開発した卵そっくりのプラントベースフード。
「ほぼたまごの味わいを実現した」というのがネーミングの由来のようです。
プラントベースフードとは、消費者庁の定義では、植物由来の原材料を使って畜産物や水産物に似せて作られた食品のこと。
大きなくくりでは、代替食(本来とは違う食材で作った加工食品。かにかまなども代替食のひとつ)の1種です。
卵以外の原材料で作った卵なので、代替卵とか卵もどきなどと呼ばれることもあります。
ほぼたまの他には、カゴメとTWOが共同開発したエバーエッグという代替卵もあります。
ほぼたまはヴィーガン向けの食品ではない
- 卵を含む商品と共通の設備で生産していますが、製造前に十分な洗浄を実施しています。
- 「HOBOTAMA」は、ヴィーガン向けではありません。
(プレスリリースより)
プラントベースフードなのに、なぜヴィーガン向けではないのでしょうか?
キューピーの商品説明を確認すると、「植物性主体」と書かれています。つまり、100%の植物性ではないので、厳格に動物性食品を避けるヴィーガンの人には向かないという意味ではないでしょうか。
ほぼたまはどこで買えるの?
ほぼたまは業務用としてスタートした商品で、ホテルや飲食店、保育園や幼稚園の給食などにも使われています。
一般向けの販売が始まったのは2022年3月から。Amazonや楽天で購入することができます。卵、乳製品、ナッツを使用しないアレルギー対応パンの専門サイトでも取り扱いがありましたが、現在は販売停止になっています。
リアル店舗での取り扱いはまだ始まっていません(2023年4月現在)。
ほぼたまの値段、カロリー、原材料は?
通販で買えるほぼたまは、「HOBOTAMA加熱用液卵風」と「HOBOTAMAスクランブルエッグ風」の2種類。どちらも1袋60g(卵1個分相当)です。
「加熱用液卵風」は脱脂アーモンドパウダー、「スクランブルエッグ風」は豆乳加工品がおもな原料で、後者は温めなくても食べられます。
それぞれのくわしいデータや使い方は、次の通り。
「HOBOTAMA 加熱用液卵風」(冷凍)
内容量:60g
参考小売価格:税抜:168円、税込:182円
賞味期間:冷凍12カ月
カロリー:49kcal(1袋60g当たり)
【原材料名】
脱脂アーモンドパウダー(アメリカ製造)、植物油脂、食塩、植物性たん白加水分解物加工遺品、ぶどう糖果糖液糖/ゲル化剤(増粘多糖類、メチルセルロース)、乳化剤、カロチノイド色素、香辛料抽出物、(一部にアーモンド、大豆を含む)
【特徴】
植物性主体の原材料(脱脂アーモンドパウダーベース)でできた、卵液そっくりの食品。加熱すると本物の卵のように固まるので、卵焼きやオムレツほかさまざまな卵風の料理が作れる。
【使い方】
- 冷凍の袋のまま水につけて、または冷蔵庫内で解凍してから加熱調理。
- 湯せん不可、袋ごと電子レンジにかけるのも不可。
「HOBOTAMA スクランブルエッグ風」(冷凍)
内容量:60g
参考小売価格:税抜:198円、税込:214円
賞味期間:冷凍12カ月
カロリー:103kcal(1袋60g当たり)
【原材料名】
豆乳加工品(国内製造)、植物油脂、食塩、酵母エキスパウダー/トレハロース、加工でん粉、ゲル化剤(アルギン酸ナトリウム)、乳酸カルシウム、カロチノイド色素、増粘多糖類、調味料(アミノ酸)、香辛料抽出物、(一部に大豆を含む)
【特徴】
- 植物性主体の原材料(豆乳加工品ベース)で、とろとろのスクランブルエッグのような見た目と食感が楽しめる。
【使い方】
- 冷凍の袋のままを水につけて解凍、または冷蔵庫内で解凍する。
- 湯せんする場合は、冷凍のまま袋ごと、沸騰したたっぷりのお湯で約2分温める。
- 電子レンジを使う場合は、袋ごと入れるのは不可。解凍してから器に移し、ラップをかけて温める。
ほぼたまの評判(口コミ)
ほぼたまの家庭用の商品を歓迎する声です。卵アレルギーのお子さんは、食事制限のために残念な思いをすることが多いですよね。
家庭用ほぼたま…待ってました!
卵、乳アレルギーの次男が食べたいと言っていたオムライスに挑戦しよう!#ほぼたま#卵アレルギーhttps://t.co/rMUYWRdHFq— 背番号8 (@ito_toshikatsu) March 28, 2023
大絶賛する声もあります。ブロッコリーと一緒に、ペペロンチーノに使っていますね。
ほぼたまようやく使ってみた🌿
言われなかったら絶対気づかないし言われてもわからないくらいの再現度です🌱
『ほぼたま』で『ぺぺたま』💚うますぎでした🥲
これなら市販されるようになって価格も下がれば、卵大好きな人にも余裕で受け入れられると思う🌷私も大好きだったから保証できる😂#ほぼたま pic.twitter.com/N2GB9tKJXK— kan7 (@kananana_v) March 14, 2023
外食で、ほぼたまのサンドウィッチを食べた人の感想はこちら。なるほど……。
ほぼたまサンドおいしかった!
卵ではなかった。#鴨川ベーカリー#KAMOGAWABAKERY pic.twitter.com/03TUBZ63HD— 大宮SK (@ohmlya_SK) April 2, 2023
キューピー HOBOTAMA(ほぼたま)
まとめ
キューピーが開発した代替卵食品、HOBOTAMA(ほぼたま)についていろいろと調べてみました。
卵を使わずに卵そっくりに仕上げた技術力はすごいですね。卵アレルギーなどで本物の卵が食べられない、でも卵料理を味わいたい。そんな方にはとても便利な商品です。
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